本日は、2月18日に発売されました「シンガーソングライター“所ジョージ”の原点 デビュー30+α周年記念? キャニオンレコード時代オリジナルアルバム復刻CD化」の8シリーズのレビューを書きたいと思います。
それにしても、この復刻CDにちゃんとしたタイトルはないもんかね(笑)。
で、8枚を並べて写したら、なんかオークションに貼り付けてあるような画像に見えますネ(笑)。

さて、当時のオリジナルレコードと並べてみました。
いかがですか、この忠実な再現加減。
レコードについていた帯までもが縮小復刻されておりまして、芸が細かいですねぇ。
でもって、品番と価格のとこだけしっかり差し替えてあるのも律儀(笑)。

開けてビックリ、これまた芸が細かいんだ。
CDが、あたかも当時のレコードのような薄いビニールに包まれているというネ。
歌詞カードも4つ折りになっておりますが、内容はまったく同じもの。
またCDの盤面までこの凝りよう、憎いね憎いね(笑)。
さて、ここからは蛇足も蛇足のアルバムごとの解説です。
収録曲とその他ちょいちょいぐらいの内容ですので、もっと詳しいことが知りたい場合は買いましょう(笑)。
※以下、収録曲のタイトル表記はオリジナルアルバム歌詞カードに基づき、付いている番号はCDのトラック数に基づき掲載しております。
『ジョージ・ファースト 現金(げんなま)に手を出せ!! 』
1977年12月21日発売 (AF-6024)
1.プロローグ
2.O.K.Baby
3.ボタン雪
4.こな雪
5.ギャンブル狂騒曲
6.畳
7.タバコショウカ
8.正気の沙汰でないと
9.組曲冬の情景
10.ムーン・ナイト・セレナーデ
11.禁男の惑星
12.まっこうクジラの大進撃/朝/不滅の背番号1
13.西部沿線
14.ジョージ・コーダン
15.良い子の歌シリーズより新作童話集第一巻
16.ちり紙
17.エピローグ
言わずと知れた所さんのファーストアルバム。
デビューが同年7月ですから、ずいぶんと早いリリースということになるのでしょうか。
ラジオトリトンの「正気の沙汰デーナイトⅡ」でオープニング曲ということにしてある「正気の沙汰でないと」も収録されていますが、これは1番と3番バージョン。
のちにエピックソニーに移籍してからシングルカットされたわけですが、なぜか退化して3番もなくなってしまいました(笑)。
一応、「正気の沙汰デーナイトⅡ」ではソニー版だということになっておりますが、これは本当に蛇足情報でしたネ(笑)。
個人的なお気に入りは「O.K.Baby」。
「プロローグ」あとのしょっぱななのでノリもいいんですが、「生まれた時が8000g(O.K.Baby≒大きいBaby)」というくだらなさにひっくり返ってしまいます(笑)。
ほかにも「畳」や「西部沿線」、「ちり紙」、有名すぎる「組曲冬の情景(雪だるまなどでオナジミ)」など、ファーストながらも名曲ぞろいです。
『ジョージのセロリ・パセリ』
1978年6月25日発売 (AF-6026)
1.プロローグ/MASTERPIECE
2.快速東京行
3.夢みるジョンジョロリン
4.南京豆
5.花火
6.正式の証明
7.けさめらの親王むれさのはけ姫に詠む
8.春二番
9.大きな海のその下で
10.世界一周ロマンの旅
11.一流社員はエライ!!
12.わがまま
13.所ジョージ作曲教室 その1
14.カッタマリ・ブギ
15.組曲・春から夏へ
16.一年中クリスマス-セロリ・パセリ-
17.エピローグ/MASTERPIECE
「世田谷ベース」で制作時点で半分ぐらいしか曲がなくて残りは適当に作った、などという逸話も登場したセカンドアルバム(笑)。
まず触れるべきは、所さんの全身ポスターが同封されていることでしょうねぇ。
頭から足先まで当時23歳の所さん、いやはや若い。
個人的な所感ですが、これまた名曲ぞろいだなぁ、と。
「快速東京行」は電車内での出来事を小気味よいリズムに乗せて歌われておりまして、これはやっぱり学生生活の中で思いついたのでしょうか。
タモリさん作詞の「けさめらの親王むれさのはけ姫に詠む」はすでにCD化されておりますが、ハナモゲラ語に所さんの曲が組み合わさって、33秒ながらも豪華な作品です(笑)。
そのほか、「正式の証明」、「春二番」、「大きな海のその下で」、「カッタマリ・ブギ」、そして「一年中クリスマス-セロリ・パセリ-」などなど、聞き応え充分でござい。
「所ジョージ作曲教室 その1」では「組曲:冬の情景」を題材に所流作曲を講釈しておりますが、タモリさんの“中洲産業大学”っぽい雰囲気も感じられます(笑)。
作曲教室ということなので、4分半の間は基本的にしゃべりメイン。
もしかして時間稼ぎで作ったものなんでしょうか(笑)。
『成りさがり 大学ぐらいは出たかった』
1978年12月21日発売 (C25A0026)
1.プロローグ(天然の美)
2.姫に捧げるロック
3.彼女にします
4.嗚呼!花のボンクラ戦闘隊
5.デッド・ボール PARTⅢ
6.ひまつ節
7.そして新作童話集第一巻
8.いい加減にしろよ
9.ディスコに行くべ
10.決定版フォーク大全集
11.RADIO GYMNASTIC
12.誰にでも出来るギター漫才
13.お座敷エレジー
14.春一番前
15.エピローグ(お正月)
拓大除籍記念のサードアルバムは、裏面にスタッフの最終学歴が書いてあるのが笑えます(笑)。
これまたポスター同封モノでして、おそらくシングル版「いい加減にしろよ」のジャケット写真ではないでしょうか。
「姫に捧げるロック」はかっこいいロックンロールなんですが、その「姫」というのがおとぎ話に出てくる姫だということに気づくとちょっと気が抜けます(笑)。
「デッド・ボール PARTⅢ」は、「プレイ・バック Part2」の薄いパロディ。
「ディスコに行くべ」は、所さんの名付け親である宇崎竜童さん作曲のシブいナンバー。
「お座敷エレジー」は「笑ってヨロシク」のらくがおコーナーでテーマ曲になってましたねぇ。
「誰にでも出来るギター漫才」では、所さんの相方を若き日のアルフィー・坂崎さんが務めております。
台本があるのかないのかわからない軽妙な掛け合いがバカバカしすぎて泣けます(笑)。
『LIVE 追跡』
1979年4月21日発売 (C25A0035)
1.22日RH風景
2.本番前(楽屋風景)
3.Opening 所ジョージ歌いまくる
4.姫に捧げるロック
5.MC-1
6.いい加減にしろよ
7.デッド・ボール PartⅢ(Give up)
8.南の南風
9.O.K.ベイビー
10.MC-2
11.ギャンブル狂騒曲
12.休憩(楽屋風景)
13.MC-3
14.春二番
15.MC-4
16.アドバルーン
17.MC-5
18.春177番
19.MC-6
20.春一番前
21.MC-7
22.ちり紙
23.嗚呼!花のボンクラ戦闘隊
24.風鈴
25.MC-8
26.正気の沙汰でないと
27.ジングルベル
28.一年中クリスマス(セロリ・パセリ)
29.アンコール ~ 終演
これは貴重な所さんのライヴアルバムです。
同日には武道館でアリスのライヴをやっていたそうで、「あっちに行くヤツはバカ。こっちに来るヤツはもっとバカ。」と所さん(笑)。
オリジナルアルバムではトラック分け表示はまったくなかったのですが、CD化に際して細分化されて聴きやすくなっております。
注意書きに「演奏やトーク中のハウリング、ノイズ、歪みなどのお聞き苦しい点がありますが、きわめて実録的に、リアルにレコーディングされたライヴ・アルバムのCD化です。」とあるように、なっかなかの内容となっております(笑)。
なんといっても驚くべきは、当時のお客のマナーの悪さ(笑)。
演奏中にクラッカーを鳴らすわ、野次を入れるわ、物を投げてくるわの大騒ぎ。
野次も、当時の立ち場ならではという感じで、「所はまだか~!」や「若ハゲ!」など、ひどいったらありません(笑)。
所さんのライヴらしく、普通のライヴではありえない一幕もちらほら。
「デッド・ボール PartⅢ」では途中で歌詞を忘れて、演奏をむりやり終わらせてしまいます。
「春一番前」ではお客さんが投げた何かが顔面に当たって、途中放棄(笑)。
ステージに向かって物を投げるとは当時の警備が甘いというか、お客がやんちゃすぎるというか。
バンドセットのドラムに紙テープが当たって鳴ったりというミラクルも(笑)。
『Revenge of Hong Kong ホング・コングの逆襲』
1979年7月21日発売 (C25A0047)
1.プロローグ/雪だるま(雪不倒翁)-「組曲・冬の情景」より-
2.Revenge Of Hong Kong(逆襲的香港)-ホング・コングの逆襲-
3.脳ミソ(味噌製頭脳)
4.チャイニーズ・ホテル・ブルース(中華風大酒店哀歌)
5.寿司屋(生鮮魚貝類小片付小型握飯専門小飯店)
6.ファンキー・モンキー・マジック(愉快的猿類大魔術)
7.シュウマイ(末期的焼売)
8.ニワトリ(鶏)
9.ブンメイ(文明)
10.香港見聞録(香港旅行記的熱烈訪問歓迎諸記事発見歌)
11.女嫌い(我思極度嫌悪女郎)
12.Summer Come Back To Me(我望懐古的夏再来)
13.TOKYOナイト&デイ(下落合的焼鳥活動大写真主題歌・一日中東京)
14.スブタ(酢豚)
15.釣り(牧歌風趣味的大漁節)
16.香港雨情(香港的情愛悲雨)
17.ドラゴン(龍)
18.香港&東京(香港対東京比較的考察的風刺歌)
19.暑中お見舞申し上げます(暑中的四季風御見舞御機嫌伺候)
20.ムシ(虫)
21.中国民話・白蟹傳(古来伝承中国民話風白蟹傳)
22.女はヤダね(我抱女郎厭悪感)
23.春何番(疑問投与形態数次的春哀歌)
24.エピローグ/雪だるま(雪不倒翁)-「組曲・冬の情景」より-
香港のスタジオで収録されたというアルバム。
ジャケットは、かの有名なビートルズの真似でしょうか。
とりあえず収録曲のタイトルを打ち込むのがものすごく大変だったことを記しておきます(笑)。
香港の雰囲気に触れてか、全体的に少しスローな曲が多いですネ。
テンポが悪いわけではなく、心地よいのんびり感にちょっと眠りそうになってしまいました(笑)。
「脳ミソ」、「シュウマイ」、「ブンメイ」、「女嫌い」、「ドラゴン」、「ムシ」、「女はアダね」、そして今や有名な演奏時間6秒の「スブタ」など、短尺な名曲が多数収録されております。
「ファンキー・モンキー・マジック」はタイトルとそれっぽさから見るに、やっぱり矢沢の永ちゃんを意識しているんでしょうか。
「釣り」はのんびりなノリで、まさに釣りののどかさが出ていて好きですねぇ。
「エピローグ/雪だるま」では、中国語訳バージョンを歌っております。
『みんな不良少年だった』
1980年11月21日発売 (C28A0126)
1.プロローグ(アンタッチャブルのテーマ)
2.若い根っから馬鹿の会
3.君こそスター誕生
4.ご心配なの
5.純情
6.騒いでいようぜ
7.もしも僕が神様ならば
8.幸せ数え唄
9.秘密の音溝・A面終了編
10.正男という名で小学生(みんな不良少年だった)
11.レゲエ・イン・ザ・モーニング
12.昔の車で乗ってます
13.未確認非行少年
14.ひこうき
15.ごもっとも温度
16.誰よりも僕を愛す
17.エピローグ(アイアンサンドのテーマ)
18.秘密の音溝・B面終了編
「世田谷ベース」での補足によると、のどにポリープができたまま歌収録をしたというアルバム。
確かにいつもとちょっと違う、ハスキーで上ずっている感じはあります。
歌詞カードがいつもより大きめで、裏面にはおまけとして「人生不良ゲーム」というすごろくがついております。
こちらもアルフィー・坂崎さんがゲスト出演しているようで、「君こそスター誕生」で欽ちゃんっぽい真似をしているのがそれのようです。
声での出演もさることながら、ギターテクニックがさすが坂崎さんと納得できます。
ただ「昔の車で乗ってます」でバカにされまくっているのには笑うばかりですが(笑)。
「若い根っから馬鹿の会」は、タイトルの割りにかっこいい仕上がりでございます(笑)。
「ご心配なの」は「ご心配なく」のアルバムバージョンで、左右チャンネルでリズムとメロディーが分かれているひと工夫。
復刻CD化の際にトラック分けされたAB面それぞれの最後の最後には、所さんのマネージャーさんがいたずらをするというおまけつき(笑)。
『FUEL ALBUM』
1981年8月21日発売 (C28A0174)
1.しょんべん横丁ブルース
2.Noogie Noogie Boogie Woogie
3.河馬
4.皮のジャンパー
5.未確認非行少年 PartⅡ
6.ミミソラソ
7.Jack Potでバーボンを
8.蝉 PartⅢ
9.君と二人で/所ジョージ&麻紀ちゃん
10.しょんべん横丁ブルース
11.まったくやる気がございません
12.ミズスマシ
13.日暮し
14.246 LONELY NIGHT
15.スイカ
16.探知機おけさ
17.At Homeにて
18.小林んち
キャニオン時代のラストアルバム。
鳥山明さんのイラストまでしっかり縮小復刻されておりますが、驚いたことに当時のレコード帯などにうたい文句がないんですよねぇ。
そういえば、これだけ盤面が青ベースではなくて、そのまま背景なしの銀色。
これも当時の再現なのかな?
前作アルバムでは曲終わりにこっそり登場していたマネージャーさん、今度はしょっぱなの「しょんべん横丁ブルース」をフルコーラス歌ってしまいます(笑)。
「しょんべん横丁ブルース」が2曲あるのは、マネージャーバージョンと所さんバージョンということで。
私的名曲「君と二人で」はシングル版とセリフの採用部分が違います。
そして「真紀ちゃん」だったはずが「麻紀ちゃん」に。
今やどっちが正しいのやらわかるすべがございませんで(笑)。
ほかにも「Noogie Noogie Boogie Woogie」はブギのリズムが心地よいんですが、水着を脱ぎましょう(つまり“脱ぎ脱ぎブギウギ”)という内容にずっこけざるを得ません(笑)。
「スイカ」は、たった2行の歌詞をひたすら繰り返すという謎めいた作品。
「小林んち」は所さんお得意の道案内系の初出ということになるんでしょうか?
とりあえず小林俊昭さんって誰なんでしょう(笑)。
『所さんのキャニオン・イヤーズ ~若い時からバカだった~』
1.Do Do Do
2.大きな海のその下で(シングル・ヴァージョン)
3.寿司屋(シングル・ヴァージョン)
4.ほんとうにいい気持ち
5.To Love Again
6.ご心配なく
7.正男という名で小学生(みんな不良少年だった)(シングル・ヴァージョン)
8.君と二人で(シングル・ヴァージョン)/所ジョージ&真紀ちゃん
9.246 LONELY NIGHT(シングル・ミックス・ヴァージョン)
10.まったくやる気がございません(シングル・ヴァージョン)
11.探知機おけさ(シングル・ミックス・ヴァージョン)
12.銀座アンノン娘
13.ひかえ芽に春
14.明石家さんまさんに聞いてみないとネ/明石家さんま&所ジョージ ゲスト:工藤静香
15.総合入場行進曲/明石家さんま&所ジョージ
16.春二番(非売品レコード・ヴァージョン)
この「オリジナルアルバム復刻CD化」シリーズの目玉とも言える特別盤。
アルバムに収録されなかったシングル版が一挙収録、最後には幻の作品まで。
ジャケットは所さんの描き下ろしだそうで、久々に所さんの自画像を見た気がします(笑)。
シリーズ全体の解説ブックレットも封入されておりましての親切設計。
シングルとアルバムでアレンジが違ったり、そもそもボーカルが違ったりと、いろんなバージョン違いが網羅されておりまして、マニア向けとも言えるかもしれませんネ。
これまた幻になりつつあった「明石家さんまさんに聞いてみないとネ」も収録。
そのカップリングの「総合入場行進曲」ではさんまさんが絶唱(絶叫?)されてまして、非常に貴重な作品です(笑)。
さて、この8シリーズをすべて購入すると「所さんの幻のデモ音源CD(仮)」のプレゼントキャンペーンに応募することができまして。
発売寸前まで「キャニオン・イヤーズ」に収録される予定だった、あの曲やこの曲が入っているのでしょうか。
何にしても、まだまだ楽しみが残っております、ハイ。
と、いうことで、壮大なおさらいレビューでございました。
ぜひね、気になって懐に余裕ができたときには買って聴いてくださいまし。
どうやら生産限定とのことですし、購入への参考になればこれ幸せでございます。
私としては、これが実現したからこその新たな希望が湧き上がってまいりました。
ぜひ、ぜひ、エピックソニー時代も復刻をお願いします、と(笑)。
ソニー社内の隠れし所ファンのみなさま、ぜひともご検討を。
それが言いたかったのです(笑)。
ではでは。
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